蛇柱の伊黒小芭内といつも共にいる蛇の名は鏑丸といいます。
ここではその読み方や意味を確認してみましょう。
小芭内の蛇の名前は「鏑丸」
読み方は「かぶらまる」
常に小芭内の傍らに寄り添っている白蛇の名は「鏑丸」。
「かぶらまる」と読みます。
鏑丸と小芭内の絆は強く、その関係性は友達や家族、などと言ったありきたりの言葉では表せないでしょう。
つらい過去を背負って生きてきた小芭内ですが、そのつらかった時代の小芭内のそばに唯一居続けた存在であり、小芭内の心の支えとなっていた鏑丸は小芭内と魂を同じくする存在、といえるのではないでしょうか。
鏑丸は赤い目を持つ白蛇で、おそらくは日本では「神の使い」と評されるアオダイショウのアルビノではないかと思われます。
性別は劇中でははっきりと示されていませんが、美女が大好きな様子を見ると、おそらく雄…でしょう。
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漢字の意味は?
鏑丸の「鏑」は、
- 矢の先にかぶらの形の穴をあけた中空の球を付けたもの(鏑矢)
- やじり
- 矢の先
などの意味を持ちます。
鏑矢は矢を射るとその球に空いた穴が風を切って音が鳴るため、その音で相手を射すくめるというものです。
鏑矢の先端の球を付けた部分は空力抵抗をなくすため少し細くなっており、蛇の頭の形に似ているともいわれているようです。
そこから「鏑丸」と命名したのかもしれませんね。
また、福島県郡山市にある「大鏑神社」は、暴風雨を起こしている大蛇を鏑矢で退治した、という歴史が残されており、その時放たれた鏑矢は5本あり、そのうちの2本目の鏑矢が落ちた地に「御霊宮」を立てて大蛇の霊を祀ったのがこの神社の始まりだとされています。
小芭内は八丈島出身なのでこの神社の存在を知っていたのかはわかりませんが、吾峠呼世晴先生はもしかしたらこの神社の縁起から「鏑丸」と命名した可能性もあるのではないでしょうか。
ちなみに鏑矢ってどんな音?
鏑丸の名のもととなった「鏑矢」はどんな音がするのでしょうか。実際に鏑矢を放った動画があるので、ご覧ください。
不思議な音がしますね。
今のような発達した科学技術がなかった時代、この「音の出る矢」はさぞかし敵に恐怖心を与えたことでしょう。
まとめ
・小芭内の蛇の名前「鏑丸」は「かぶらまる」と読む
・赤い目の白蛇で、おそらくは雄
・名の由来のもととなったと思われる「鏑矢」は音の出る矢
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