鬼滅の刃で柱が大集結となり話題となった柱合裁判。
鬼の禰豆子を連れているという隊律違反に対して、炭治郎の処刑が柱の中でも求められる中、
会議の途中で、炭治郎の師匠で元柱の鱗滝左近次さんからの手紙が読まれます。
この手紙の内容が炭治郎の今後の在り方に繋がる大きな鍵。
ここでは登場話と内容を確認できますよ。
鱗滝左近次の手紙に感動!
何巻何話?アニメだと?
6巻46話「お館様」
アニメ22話「お館様」
になります。
覚悟が…!内容をみてみる
鬼となった禰豆子を誰よりも一番近くでみていた鱗滝さんからお館様あてに手紙が送られます。
以下手紙の内容です。
粛啓
新緑の候
〜中略〜
炭治郎が鬼の妹と共にあることをどうか御許しください
禰豆子は強靭な精神力で人としての理性を保っています
飢餓状態であっても人を喰わず
そのまま二年以上の歳月が経過致しました
俄には信じ難い状況ですが紛れもない事実です
もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は
竈門炭治郎及び鱗滝左近次 冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します
出典:鬼滅の刃 6巻46話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2017年5月7日第1刷
鱗滝さんの覚悟が描かれていて、個人的に何度読んでも感動します。
二年以上禰豆子を近くでみてきた鱗滝さんだからこその説得力が手紙の文面から伝わってきます。
手紙の中で冨岡さんの命もかけられていることを知った炭治郎。
炭治郎の知らないところで、普段は多くを語らない冨岡さんも実は竈門兄妹のために命をかけていた背景に胸が熱くなりました。
炭治郎の涙があふれる表情にも、思わずもらい泣きしてしまいます。
大塚芳忠さんの声でこのセリフを言われた日にはもう…。
鱗滝さんの声で手紙の内容を聞くなら
粛啓とは?拝啓とはどう違う?
鱗滝さんの手紙は一部抜粋という形で読み上げられました。
手紙の冒頭に「粛啓」という言葉が。
読み方は「しゅくけい」。
「つつしんで申し上げる」の意味があり、手紙の書き出しに使われる言葉です。
これを頭語といいます。「こんにちは」に当たる言葉ですね。
よく使われる「拝啓」も頭語です。
「粛啓」は「拝啓」よりも改まった言い方になります。
鱗滝さんの手紙はお館様に宛てられたもの。
お館様は鱗滝さんにとって目上の立場なのでこのような言い方をします。
手紙の結びにつく「さようなら」に当たる言葉が結語です。
鱗滝さんの手紙の全文は掲載されておらず結語が何かはわかりませんが、
「粛啓」とセットで使う結語は「謹言」「謹白」など。
頭語と結語は格があります。
一般的なもの、改まったもの、簡略されたものがそれぞれあるので同じ格の言葉を使用します。
https://www.post.japanpost.jp/navi/mame_dear.html
まとめ
・鱗滝さんからの手紙は原作6巻46話・アニメ22話「お館様」
・手紙には禰豆子は2年以上人を襲わないという事実が触れられている
・万が一、禰豆子が人を襲った場合、炭治郎・冨岡さん・鱗滝さんの3人がお詫びに切腹する旨が記載
関連記事
コメント