花の呼吸を操り、可憐に舞う姿がかわいらしいカナヲは、特徴的な蝶の髪飾りをつけています。
「カナヲの髪飾りってカナエと同じ?」
ここではカナヲの髪飾りの意味をまとめています。
蝶の髪飾りの意味は?
蝶屋敷の女の子たちが身につけている髪飾りは、屋敷の主だった胡蝶カナエからもらったものです。
カナエとしのぶが住む蝶屋敷では、数名の女の子たちが一緒に暮らしています。
カナエとしのぶは姉妹ですが、それ以外の女の子たちとは血は繋がっていません。
鬼に家族を殺され行き場を失った女の子たちを、カナエとしのぶが引き取って面倒を見ています。
カナヲも親に売られそうになったところを助けられ、蝶屋敷にやってきました。
血の繋がりのない彼女たちですが、蝶屋敷では本当の姉妹のように仲良く暮らしています。
蝶の髪飾りは、そんな彼女たちを繋ぐもの。
髪飾りをつけていることで
「ここにいてもいいのだ」「一人じゃない」
と思える、目に見える「家族の証」であり、単なる「物」以上の意味が含まれています。
参考:小説『風の道しるべ』第3話「花と獣」
カナヲの髪飾りがカナエと同じなのは?
カナヲの髪飾りはいつ変わった?
カナヲの髪飾りは、回想シーンと最終選別以降では異なります。
蝶屋敷に引き取られた時
→形はしのぶやカナエと同じ、色が違う(縁が梅紫っぽい色で模様が黄色、内側は白)
→色がわかるシーンはアニメ25話「継子・栗花落カナヲ」
最終選別以降
→カナエと同じ
→色がわかるシーンはアニメ4話「最終選別」、アニメ5話「己の鋼」、アニメ24話「機能回復訓練」など
カナエの形見
蝶屋敷に引き取られた際は他の子と同様、カナヲ専用の髪飾りをつけてもらっていますが、
最終選別以降にカナヲがつけているそれは、カナエの形見です。
カナエは童磨との戦いに敗れ命を落としてしまいます。
優しかったカナエを亡くし、蝶屋敷は悲しみに包まれました。
その後、羽織はしのぶが、髪飾りはカナヲが形見として受け継ぎます。
カナヲの髪飾りがカナエの形見であることがわかるのは、19巻163話「心あふれる」。
姉の仇である童磨の戦い後、カナヲはカナエとしのぶの髪飾りを大切そうに抱きしめます。
なぜカナヲに?
カナエの髪飾りがなぜカナヲに譲られることになったのかは、作中では明らかになっていません。
おそらくカナヲが使っていた「花の呼吸」が関係していると考えられます。
カナエとしのぶはカナヲが鬼殺隊に入ることを最後まで反対していました。
ところがカナヲは、カナエの花の呼吸を見よう見まねで体得します。
カナヲは見る力が優れていて、どんな動きも軽やかにこなすしなやかな体幹の持ち主です。
柱であるカナエの花の呼吸を見て覚える能力の高さは、カナヲもしのぶも評価していたはず。
また、カナエとしのぶは、自分で決断ができないカナヲのことを心配していました。
それでもカナエだけは、いつかカナヲも自分の力で選べるようになると信じ続けてくれていました。
花の呼吸を使えるようになっていたこと、カナエとしのぶにとって思い入れの強い子だったことなどから、カナエの髪飾りをつけることになったと考えられます。
まとめ
・蝶の髪飾りは蝶屋敷の女の子たちにとって「家族の証」
・カナエの髪飾りをカナヲが受け継いでいる
・カナエの形見であるとともに花の呼吸の継承者として意味も考えられる
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