無惨が猗窩座をお気に入りなわけは?
猗窩座だけ特別扱いなのはなぜ?
無惨は猗窩座がお気に入り
猗窩座が無惨のお気に入りであることは周知の事実。
これを言葉にして不満を述べているのは、最終決戦での童磨です。
だけど猗窩座殿って女を喰わない上に殺さないんだよ!
それを結局あの方も許してたし
ずるいよねぇ
猗窩座殿は生かされてた
特別扱いだよ
出典:鬼滅の刃 18巻157話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2019年12月9日第1刷
女性は栄養素が高いため積極的に喰らうべき、というのが鬼の常識なのでしょう。
鬼にとっては強いことが正義であり、体力や術の向上に加え栄養補給も大切になってきます。
アスリートと同じですね。
猗窩座は鍛錬には余念がありませんが、女性を喰うことに関しては未だ成さず。童磨に言わせれば鬼として強くなる最大限の努力はしてなかった、ということになります。
それでも、粛清されることなく長年上弦の参、つまり鬼たちのTOP3(無惨を除く)として君臨しているわけですから、お気に入りで特別扱いされている、と童磨が思うのも無理はないのかもしれません。
無惨が猗窩座を特別扱いする理由
真面目で忠実
公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」に無惨のお気に入り理由が明記されています。
お気に入り。
真面目で忠実だから。
出典:鬼滅の刃鬼殺隊見聞録 p120 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2019年7月9日第1刷
猗窩座は黒死牟を除く他の上弦とはちょっと趣が異なる鬼といえます。強さに対する執着のみで、他のことにほぼ興味を示しません。
無惨に対する感情は完全なる無であり「命令を下す者」と「従う者」の関係のみ。
それ故、無限列車戦の任務報告なども実直にこなしますし、
「第二回パワハラ会議」としても知られる上弦集結時でも、立場が上である黒死牟、さらに絶対王者である無惨に媚を売ったり阿たりするようなそぶりも一切見られません。
真面目さや忠実さが垣間見れるシーンです。
融通が利かない、つまらないと童磨などは感じているようですが、そうした点が無惨は気に入っているといえそうです。
強さへの過剰な執着
猗窩座は大切なものを守るため、人間の頃から強さを求めてきました。
鬼化以降は目的を見失ったまま「強さ」という行為そのものに執着するようになります。
18巻153話「引かれる」では「至高の領域」に炭治郎が達しているのを目の当たりにし動揺。
自身が鬼になって数百年鍛錬し続けたにも関わらず、未だ成し得ていない事なので、それはそれは心中穏やかではありません。
また17巻148話「ぶつかる」でも、猗窩座の強さに対する執着がうかがえる描写があります。
だがどうだ!!
今のお前は!!
目を見張る成長だ
俺は純粋に嬉しい
心が躍る
出典:鬼滅の刃 17巻148話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2019年10月9日第1刷
敵味方に関係なく強さに歓喜する姿はまさに「戦いの修羅」。取り憑かれていると言ってもよさそう。
生に過剰な執着をもつ無惨にとって、猗窩座のそれは親近感も湧くでしょうし、伸び代も見込めます。(童磨は悔しいとか強くなりたいとかの感情がないため、この辺が無理)
強さへの執着が半端なく、実直に仕事をこなすとあれば、無惨とって便利この上ない人材と言えるでしょう。
まとめ
・猗窩座は無惨から特別扱いされている
・強さへの執着と真面目で忠実なところが無惨に評価
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC%E6%BB%85%E3%81%AE%E5%88%83
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