鬼滅の刃の登場人物は、鬼を含めて悲しい過去を持つ者がほとんどです。
鬼殺隊最強の柱たちのひとり、蟲柱として活躍する胡蝶しのぶも例外ではありません。
ここでは、胡蝶しのぶの過去についてまとめてみました。
しのぶの過去も鬼に…
鬼殺隊士たちの多くは、過去に鬼によって家族や仲間を失っています。
しのぶも鬼によってその人生を換えられてしまった一人。
何巻何話?時系列でまとめてみた
しのぶの過去を、時系列でまとめてみましょう。
17巻143話「怒り」~第144話「受け継ぐ者たち」
しのぶは姉・カナエとともに両親と幸せに暮らしていましたが、鬼に両親を殺され、悲鳴嶼行冥に助けられます。
その後姉とともに、自分たちのように幸せを壊されるものを少しでも減らせるようにと鬼殺隊に入隊。
7巻番外編
入隊して時がたち、カナエは柱に。鬼殺隊で姉妹そろって活躍していた頃、姉カナエとともに人買いと歩いている栗花落カナヲに出会い、彼女を保護して引き取ります。
6巻50話「機能回復訓練・後編」(しのぶ本人の口から語られる)
16巻141話「仇」
妹のような存在となったカナヲと過ごしたのもつかの間。
最愛の姉・カナエは後に上弦の弐となる鬼・童磨に襲われて命を落とします。
昔はもっと勝気
姉・カナエが生きていた頃のしのぶは柱になってからのしのぶとは違い、活発で勝気な女の子だった様子が見受けられます。
7巻番外編では、カナエに触れようとした人買いの手を払いのけ、眉間にしわを寄せてにらみつけています。
喧嘩を売るような勝気な姿勢。柱になってからのしのぶしか知らない炭治郎達は見たこともないのではないでしょうか。
その後、お金を路上に投げて人買いの気を逸らし、カナヲを連れ去るという大胆さ。快活で勝気なしのぶの様子が描かれています。
柱になってからの炭治郎達が知るしのぶは物腰やわらかく、常に笑顔をうかべています。かつてのような勝気さはあまり見せることはありません。これは最愛の姉カナエが「鬼と仲良くする」ことを理想として考えているような、強いながら心優しくいつも笑顔でいた女性であったことに起因します。
姉を慕い、またこの上なく尊敬していたしのぶは姉のようになると心に決め、姉のごとくふるまうようになったのだと思われます。姉の死を悼み、忘れないためにもそうするしかなかったのでしょう。
本来は快活で勝気なしのぶ。
その本来の姿と尊敬する姉カナエの思想、そして両親のみならず姉までも奪った鬼への憎しみが彼女の心に亀裂を作り、しのぶが時折見せる苛烈さや歪みを生み出しているのではないでしょうか。
まとめ
・鬼に両親と姉を惨殺されている
・しのぶがカナヲと出会うのは7巻番外編
・カナエが落命するエピソードは6巻第50話「機能回復訓練・後編」と16巻第141話「仇」で描かれる
・かつてのしのぶは勝気で快活な女性だった
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