今回のファッションチェックは悲鳴嶼行冥の衣装!
明らかに他の柱とは異なるアイテムで全身コーデされています。
注目ポイントは羽織の柄と数珠。
悲鳴嶼さんの全身コーデ
まずは悲鳴嶼行冥の全身コーデをみてみましょう。
全身像がわかりやすいのはこの辺り↓
・15巻表紙
・19巻169話
・アニメ22話
・市紅茶(深い渋めの萌葱色)の羽織、南無阿弥陀仏の文字入り
・赤色の数珠と首飾り
・隊服に紫の半襦袢?
・鉄球を鎖でつないだ斧(日輪刀と原材料は同じ)
・白い脚絆
・素足に草履(鼻緒は羽織の色と同系色)
市紅茶とは江戸後期の歌舞伎役者、五代目・市川團蔵に由来。
通好みの渋い演技が売りの役者で彼が好んだ色がこの色です。渋めの立ち位置にいる悲鳴嶼に通ずるものが。
羽織の柄は「南無阿弥陀仏」
悲鳴嶼行冥はもと僧侶。
故にアイテムや口ぐせも仏教由来のものが多いです。
羽織にも「南無阿弥陀仏」の念仏がデザインされています。
南無阿弥陀仏の意味って、身近にありすぎて案外意味を知らないままだったりします。
南無阿弥陀仏は「南無」と「阿弥陀仏」に分けらます。
「南無」の語源は「ナマス」と言います。意味は「帰依する」「あなたに全てを委ねます」「一切をお任せいたします」「ナマス」を「ナム」と音写し、字をあてたんですね。「南無」と。
だから漢字の「南無」に意味はなく、音の「ナム」に意味があります。「阿弥陀仏」の語源は「アミターバ」と「アミターユス」に由来します。
「アミターバ」は「計り知れない光」、「アミターユス」は「永遠の命」
「阿弥陀仏」を訳しますと「無量光仏」「無量寿仏」となります。しかし、お経の中では「アミダブツ」と音写して字をあてました。
https://houonji.org/2019/09/13/%E3%80%8C%E5%8D%97%E7%84%A1%E9%98%BF%E5%BC%A5%E9%99%80%E4%BB%8F%E3%80%8D%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%81%AB%EF%BC%9F/
つまり
南無阿弥陀仏とは
「南無阿弥陀仏」とは「わたくしは(はかりしれない光明、はかりしれない寿命の)阿弥陀仏に帰依いたします」という意味となる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E7%84%A1%E9%98%BF%E5%BC%A5%E9%99%80%E4%BB%8F
盲目の悲鳴嶼さんが使うと言葉に重みがあります。
衣装は隊服に数珠
隊服の下には紫色の半襦袢のようなものを着用しています。
手には数珠と同じ玉でできた首飾り。
数珠の材質は赤珊瑚か赤瑪瑙あたりかと思われます。
パワーストーンとして見るとこんな意味↓
赤珊瑚…厄除け
赤瑪瑙…家庭円満、組織の結束力
どちらも鬼殺隊士に必要かも。
まとめ
・悲鳴嶼行冥は市紅茶の羽織、南無阿弥陀仏の文字入りを着用
・南無阿弥陀仏には「無量光仏」「無量寿仏」の意味がある
・赤い数珠と首飾りを着用
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