鬼殺隊最強である柱たちが忠誠を誓い、心酔しているとも呼べるほどの信頼を寄せるお館様。
ここでは、謎めいた存在のお館様の正体や、お館様の顔の傷の秘密に迫ります。
名前や年齢は?
お館様の名前は「産屋敷輝哉」。
「うぶやしきかがや」と読みます。
産屋敷家97代目の当主。
1,000年以上続く家柄の主人です。
年齢は23歳。
一族を率いる当主としてはかなり若い印象がありますが、それには理由があるのです(理由については後述)。
23歳ですでに妻がおり、次期当主となる息子が1人、娘が4人います。
何者なの?
お館様は鬼殺隊の最高責任者。
鬼殺隊を統率する存在です。
産屋敷一族は予知能力ともいえるほど、先見の明が凄まじく、この能力により数多の危機を回避し財を成してきた家柄です。
現当主であるお館様も、歴代当主同様、非常に聡明かつ先見の明を持っています。
鬼殺隊の費用もこの産屋敷家が代々築いた財産で賄われています。
またお館様の声は1/Fゆらぎを帯びた独特の声質。
その声を聴いたものは心に落ち着きを取り戻し、さらには心地よさを感じさせ、高揚感をももたらすとされています。
風柱・不死川実弥のような気性の荒い人間まで平伏させてしまうようなお館様のカリスマ性には、この声も関係しているといえるでしょう。
お館様は鬼殺隊の隊士たちを「私の子供達」と呼び、我が子同然に大切に思っているようです。
「親方様」ではなく「お館様」
ちなみに大工の棟梁など職業集団の師匠のことを「親方」と言いますが、
『鬼滅の刃』における「おやかたさま」の漢字は「お館様」を用います。
「親方様」ではありません。
「館(やかた)」には「貴人の敬称」の意味があります。
もとは「屋形(やかた)」。
「館=屋形」で公家や武家など貴人の館のことをさします。
戦国大名を取り扱った時代劇でよく「御屋形様」という尊称を耳にしますね。
顔の傷は病気?怪我?
お館様の顔の上半分は焼けただれたようになっており、はっきりとした言及はありませんが、柱合会議の時点では両目が白く盲目である様子がうかがえます。
これは怪我ではなく、病気によるものです。
鬼の棟梁である鬼舞辻無惨は産屋敷一族の出身。
産屋敷一族はその血筋から鬼の始祖を出してしまったことによって呪いを負うことになったのです。
呪いにより、産屋敷一族の人間は病弱に生まれ短命に。
代々のお館様の顔には同じようなただれがみられ、産屋敷家一族が代々発症してきた病の重さがうかがえます。
一族は無惨を輩出したのち、短命である一族の運命と戦いながら何とか千年以上その血筋を途切れさせずに現在までつないでいます。
打倒無惨が叶うその日まで、という必死の執念によって。
妻は神職の娘
お館様の妻・産屋敷あまねはお館様より4つ年上の27歳で、神職の娘です。
産屋敷一族はかつて一族を襲う呪いによってその血脈が絶えようとしたときに、神主から助言をもらい神職の娘を娶るようになったという経緯があります。
神職の娘を一族に迎えるようになって以降、以前と比較すると子供が死ににくくなり、何とか血筋を継続させて現在に至ります。
それでも代々の産屋敷一族のものは、30年と生きることはできなかったとお館様は語っています。お館様が若くして一族の当主であるのには、こうした理由があったのです。
まとめ
・お館様の名は「産屋敷耀哉」
・鬼殺隊の最高管理者、1/Fゆらぎの声を持つ
・お館様の顔の傷は一族に掛けられた呪いによるもの
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