鬼殺隊最強の男、悲鳴嶼行冥。
過去の出来事から人を簡単に信じません。
その反面、確信を持っていう言葉にはかなりの重みが。
悲鳴嶼さんの名言をシーンの説明とともにまとめました。
涙と共に…
悲鳴嶼さんはよく泣いています。
もともと涙脆いのでしょうが、過去の辛い経験もその要因かと。
悲鳴嶼さんが鬼殺隊に入隊したきっかけは、殺人の罪で投獄されたから。
実際は人を殺したのではなく、鬼から身寄りのない子供たちを守るために目もみえないのに戦ったのです。しかも原因を作ったのは育てていた子供の一人。
しかし、唯一悲鳴嶼さんの成り行きを話すことができた少女・沙代は精神的ショックからか悲鳴嶼さんが人を殺したような証言をしてしまいます。
お館様に助けられて入隊した悲鳴嶼さんは、とても疑り深い人間に。
どんなに普段善良な人でも土壇場で本性がでると考えるようになります。
このような過去を背負っているため、涙と念仏の合間に出て来る一つ一つの言葉も重たいです。
次で名言の数々をみていきましょう。
名言まとめ!
疑いは晴れた
誰が何と言おうと私は君を認める
竈門炭治郎
出典:鬼滅の刃 16巻135話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2019年7月9日第1刷
登場話:16巻135話「悲鳴嶼行冥」
悲鳴嶼さんは柱稽古を終えた炭治郎に、刀鍛冶の里で鬼の妹より里人の命を優先して助けた「正しき行動」を認めるといいますが、
それに対して、炭治郎は自分ではなく禰豆子の判断だと訂正。
その嘘偽りのない言葉への名言です。
この言葉が重いのは、子供に裏切られ、無実の罪を着せられた経験があるから。
多くの子供は、嘘つきで平気で残酷なことをする我欲の塊だと悲鳴嶼さんは思っています。
こうした考えの中、紡がれる「疑いは晴れた」はかなり胸に響きます。
私の訓練は
私の訓練は完了した…
よくやり遂げたな……
出典:鬼滅の刃 16巻135話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2019年7月9日第1刷
登場話:16巻135話「悲鳴嶼行冥」
悲鳴嶼さんが柱稽古を終えた炭治郎にかけた言葉。
「頑張ります…」と涙する炭治郎の頭を撫でながら、寺で一緒にいた沙代を思い出す悲鳴嶼さん。
沙代に裏切られたような気がしていてもまだ思っているのが分かりますね。炭治郎の頭を撫でたように沙代に優しくしてあげたかったよう。
でも、炭治郎と接することで浄化された部分もあるかと。
甚だしき侮辱
例え痣が出なかったとしても
鬼殺隊である限り
明日の命の保証はない
何を今更己が命など惜しもうか
そのような生半の覚悟で
柱になる者などおらぬ
甚だしき侮辱
腸が煮えくり返る
出典:鬼滅の刃 20巻170話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2020年5月6日第1刷
登場話:20巻170話「不動の柱」
黒死牟との戦闘中の会話からで、自分を含め柱たちを侮辱するなと静かに激怒する場面です。
悲鳴嶼さんのように冷静に怒りをぶつけられると、鋼の意思を感じて痺れます。
上弦の壱相手に反対意見が言えるだけでも凄いですが、みんな同じ覚悟の上にいると、他の柱への信頼も読み取れる名言です。
必ず無惨を倒して
時透…
お前たちのお陰だ…
お前たちのお陰で勝てた…
心から感謝と尊敬を…
若い身空で…
本当に…
最後まで立派な…
……
必ず無惨を倒して其方へ行く
安心して眠れ
出典:鬼滅の刃 21巻179話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2020年7月8日第1刷
登場話:21巻179話「兄を想い弟を想い」
黒死牟を倒し、時透くんの亡骸にかけた名言です。
最初は悲しみからか短いセリフごとに「…」と間がかなりあります。
しかし、最後にはっきりと仇をとると断言してくれる悲鳴嶼さん。
悲鳴嶼さんが来ると安心するということをしのぶさんも蜜璃ちゃんも思いますが、まさにそう思わせてくれる強さと自信がある人のセリフ。
まとめ
・悲鳴嶼さんの言葉からは過去の悲惨な経験からくる重みが伝わる
・主に柱稽古、黒死牟戦、無惨戦で名言が聞ける
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