主人公、竈門炭治郎の妹である竈門禰豆子。ここでは彼女が着ている着物の柄の名前や意味について紹介!
禰豆子の着物がかわいい!
『鬼滅の刃』は一般の人が鬼に喰われていたり、鬼殺隊と鬼が凄まじい戦いを繰り広げたりと凄惨なシーンも多くあります。
そんな中、恋柱・甘露寺蜜璃や炭治郎の同期の女性鬼殺隊員、栗花落カナヲ、そして炭治郎の妹である禰豆子の華やかさやかわいらしさが救いとなっているという読者の方も多いのではないでしょうか。
鬼になってからの禰豆子は長い髪を下ろし、戦う時以外は子供のように無垢な表情をしていることが多く、その愛らしさは善逸を虜にするほど。禰豆子が着ている着物もかわいいとファンの間で評判です。
着物の柄の名前は何?意味をみてみると…
禰豆子の着物の柄は「麻の葉文様」。
帯には「市松文様」があしらわれています。
「麻の葉文様」は麻の葉をあしらった伝統的な和柄で、平安時代にはすでに仏像などの衣服の柄として使用されていたという非常に歴史の古い文様です。
江戸時代には一般にも普及していたようで、多くの浮世絵に麻の葉文様の着物や帯を身につけた女性の姿を見ることができます。
麻の葉がとても生命力が強く、手間をかけなくてもぐんぐん成長していくことから、子供の健やかな成長を願うという意味が込められています。
また、この文様には魔を払う力があるとされ、厄除けの意味も。
禰豆子は鬼になってしまいましたが、人の血を摂取しなくとも生きていける上、太陽を克服しました。
鬼としては異質の存在となったわけですが、ほかの鬼のように「人間を襲う魔」ではないことから、この魔よけの文様を身につけていられるのかもしれません。
また魔に染まってしまわないように、健やかに成長していけるようにと「麻の葉文様」を選択した母親や父親の願いを表現しているともいえるのではないでしょうか。
帯の「市松模様」は炭治郎の羽織にも使用されている柄です。
炭治郎でなく炭治郎と禰豆子父親や母親も身に着けているので、竈門家代々で使用されている柄なのでしょう。「市松文様」は柄が途切れることなく続くことから、子孫繁栄や事業拡大などの縁起が良い模様として知られています。
竈門家には代々ヒノカミ神楽が伝わっています。子孫繁栄とともに途切れることなくヒノカミ神楽が伝承されていくことへの願いが市松模様に込められているのではないか、ともとれます。
ちなみに聖地とされる福岡県宝満山竈門神社の修験者(宝満山伏)の装束は市松文様です。
まとめ
・禰豆子の着物の柄は「麻の葉文様」、帯は「市松模様」
・「麻の葉文様」には子供の健やかな成長を願う、厄除けなどの意味がある
・「市松模様」は子孫繁栄や事業拡大を願う柄
参考:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E3%81%AE%E8%91%89%E6%96%87%E6%A7%98
https://iwano.biz/column/kimono/monnyou/0220-biz-asanoha.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E6%9D%BE%E6%A8%A1%E6%A7%98
https://kyo-ya.net/info/%E5%B8%82%E6%9D%BE%E6%A8%A1%E6%A7%98%E3%81%AE%E6%84%8F%E5%91%B3/
https://kamadojinja.or.jp/mt_houmanzan/
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