『鬼滅の刃』では「全集中の呼吸」を習得すると身体能力を飛躍的に向上できるそうですが、現実でもできるのものなのでしょうか?
鬼は倒す必要はありませんが、身体能力が飛躍的に向上したら嬉しいので調査してみましょう!
作中の全集中の呼吸についておさらい
「全集中の呼吸」とは、心肺機能を著しく上昇させ、一度に大量の酸素を血中に取り込み、身体能力を瞬間的に上昇させ鬼と戦う方法です。
鬼殺隊員になるには「全集中の呼吸」習得が必須になります。
水・炎・雷・風・岩の基本の呼吸法と、花や霞などの基本の呼吸から派生したものがあります。メインキャラクターの1人である嘴平伊之助が使用している獣の呼吸は、伊之助の我流ですが、技の傾向としては風の派生に分類されます。
鬼殺隊員の中でも柱などの強者は、「全集中の呼吸」を24時間、寝ている間も行う「全集中・常中」を身につけています。これができるのとできないのでは強さに天と地ほどの差があるそうです。
炭次郎に全集中の呼吸について初めに教えたのは、鱗滝佐近次です。しかし、炭次郎が全集中の習得するきっかけを作ったのは、炭次郎の姉弟子の真菰でした。(1巻4話、5話)
炭次郎は、水の呼吸を習得し、岩を切って、最終選別に臨みます。また、炭次郎が、「全集中・常中」を習得したのは6巻50話で、伊之助と善逸もこのあとすぐに習得します。
現実でのやり方はどうするの?
「全集中の呼吸」の明確なやり方は、『鬼滅の刃』の中では描かれていません。そのため、炭次郎がやっていたことを振り返ってみましょう。
まず、早起きして走り込みをします。。次に、息止めの訓練をして、昼間は走り回って肺を酷使します。夜は、瞑想しながら深呼吸です。
これを毎日、死ぬ気で行い、そして、定期的に瓢箪を吹いて破裂させます。
瓢箪を破裂させること以外は、現実的に可能そうですが、これを毎日やると、「全集中の呼吸」を習得する前に、大事なものを失いそうなのでオススメはしません。
現実的に可能なやり方は、適度なトレーニングをしつつ、肺活量を鍛えることでしょう。また、呼吸の仕方について意識することも重要です。
まず、基本は複式呼吸です。息を吸うときに肩が上がらないないように注意し、お腹を膨らませるようにします。
鼻から息を吸って、口から吐きます。息を吐くときは、普通に吐くより、歯の隙間から息が出るようにしたほうが効果的です。
実は、無意識の呼吸は腹式ではなく、胸で呼吸をする胸式呼吸になっている人のほうが多いのです。胸式は腹式よりも呼吸が浅く楽にすることができます。
そのため、慣れていない人は腹式呼吸するのも難しいため、呼吸法を腹式に変えるだけで肺活量のトレーニングになります。
実際にちょっとやってみた
実際に、意識的に呼吸することによって、体温や心拍数が上がるかやってみました。
まず、腹式呼吸。私は昔、吹奏楽部だったので問題なくできました。ゆっくり鼻から吸って、口から吐きましたが、体温や心拍数が上がっている感じはしませんでした。
ただ、毎日行うと、腹筋が鍛えられ、代謝が上がるので、冷え性の改善になるようです。
次に、瓢箪を使った訓練ですが、ペットボトルで代用しました。瓢箪のように吹くのではなく、咥えた状態で息を吸って、ペットボトルを凹まします。
実はこれ、20年以上前からある肺活量を鍛える方法で、吹奏楽部時代にもやったことがあるトレーニング。
やってみてわかったのですが、資源削減のため、ペットボトルがかなり薄くなっているせいで、何のトレーニングもしていないのに、簡単に凹ますことができます。
これでは訓練になりません…。
ただ、破裂させることはできませんでした。
ちょっとやってみただけですが、漫画のように、呼吸だけで身体能力を飛躍的に向上させることは無理があるかもしれません。
しかし、武術やヨガなどを行う上で、呼吸は非常に重要視されています。腹式でゆっくり深く呼吸をすると、腹筋を鍛えたり、リラックス効果などのメリットもあります。
1日数分、ゆっくりと腹式呼吸をするだけで健康には良いのでやってみる価値はありますよ。(漫画のようになるのは無理ですが…)
まとめ
・全集中の呼吸の詳しい訓練方法は明記されていない
・現実では呼吸だけで身体能力を飛躍的に向上させるのは大変
・呼吸を意識することによるメリットは様々あるので、やってみる価値はあり
参考:wikipedia
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