『鬼滅の刃』最終巻23巻、そして最終話のタイトルに含まれていた「幾星霜」という言葉。
ここでは聞き慣れない「幾星霜」の意味や読み方を確認できます。
幾星霜とは?
ますは、読み方や意味について見てみましょう。
読み方
「幾星霜」は、「いくせいそう」と読みます。
この「幾星霜」という言葉は吾峠先生の創作ではなく、もともとある言葉ですが、日常的にはあまり使用されない言葉かもしれませんね。
小説や詩などでは比較的見かけるのではないでしょうか。
意味
「幾星霜」は、「幾」と「星霜」に分けられます。
「幾」
音読み…「キ」 訓読み…「いく」
意味…不特定の数量を表す(例:「幾人」「幾年」。また数量や年月が長いことを表す(例:
「幾千万」「幾久しく」
参考:https://kotobank.jp/word/%E5%B9%BE-431396
「星霜」
読み方…「せいそう」
意味…年月。年月。または一年。
参考:https://kotobank.jp/word/%E6%98%9F%E9%9C%9C-545701
「幾」+「星霜」で「幾星霜」となると、
苦労やつらい思いをした上での長い年月
を意味します。
参考:https://kotobank.jp/word/%E5%B9%BE%E6%98%9F%E9%9C%9C-431457
使い方
普段あまり使用しない言葉なので、どのように使用するのか例文をいくつが挙げてみましょう。
「先の大戦から幾星霜、辛苦を分かち合った友ももういなくなった」
「幾星霜を経て、ようやく悲願が成就する時が来た」
「あれから幾星霜を経たのか、もはや思い出すことはなくなった」
幾星霜を煌めく命とは
『鬼滅の刃』の最終巻である23巻、そして最終話205話のタイトルは「幾星霜を煌めく命」となっています。
幾星霜とは、単に年月を表すだけでなく、長年の苦労や努力を積み重ねた上での時間の経過を表す言葉。
もうこれだけで、鬼と鬼殺隊の長年の攻防が蘇ってきます。
最終話では、無惨戦から時が流れ、現代の様子が描かれていました。
登場人物たちの子孫もしくは転生した人物たちの平和な日常を垣間見ることができます。
鬼のいない世界で皆幸せそうです。
「幾星霜を煌めく命」は、
鬼と戦ってきた人たちがいたからこそ、今の平和な世の中で輝ける命があるということを表現しているとともに、
気が遠くなるほどの長い年月をかけて、鬼と戦ってきたたくさんの人たちが、それぞれの時代で懸命に生きていたことを感じさせてくれます。
まとめ
・「幾星霜」は「いくせいそう」と読む
・「幾星霜」とは、苦労を経て長い年月が経過したことを指す
・「幾星霜を経て、ようやく悲願が成就する時が来た」のように使用する
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