『鬼滅の刃』では、鬼殺隊の主要キャラクターはほとんどが羽織を来ています。それぞれのキャラクターの個性を表していたり、使う呼吸が由来になっていたりなど意味があります。
今回は、胡蝶しのぶの羽織の模様や意味についてみていきましょう。
しのぶの羽織がかわいい
『鬼滅の刃』はコスプレの題材としてもとても人気がありますね。その中でも、しのぶのコスプレは注目度が高く、既製品が販売されているほど。パーカーなんかも販売されています。
元々はカナエが着ていた羽織
作中のキャラクターが来ている羽織には、柄があるものと無地のものがあります。
しのぶも以前は、無地の羽織を着ていました。
単行本7巻の巻末に収録されている栗花落カナヲの過去のエピソードの中に出てくるしのぶは、無地の羽織を着ています。アニメだと25話で見ることができます。
この時、現在のしのぶの羽織と同じ柄を着ているのは、姉のカナエです。
つらいも何もあるものか
出典:鬼滅の刃 16巻141話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2019年7月9日第1刷
私の姉を殺したのはお前だな?
この羽織に見覚えはないか
しのぶが現在着ている羽織はカナエの形見になります。
柄は何模様?広げると…
しのぶの羽織の柄は何模様なのでしょうか?
作中の着物の模様には、炭次郎の羽織にみられる市松文様のような伝統的な柄と、創作された柄があります。
しのぶの羽織の柄は創作されたものです。そのため模様に伝統柄のような名前があるわけではありません。
蝶の羽がモチーフになっており、広げると蝶のように見えます。
漫画で白黒で描かれているときはわかりませんが、6巻の表紙やアニメでは、裾のほうが緑からピンクのグラデーションになっています。
また、しのぶの脚絆(ゲートル)も羽織と同じ柄で、こちらも羽織と同じく下のほうが緑からピンクのグラデーションになっています。この脚絆は7巻の巻末エピソードの時から身につけており、姉妹でお揃いのデザインのものを身に着けていたことになります。
脚絆というのはズボンの裾が引っかからないように抑える布や皮、筒型の被服のことをいいます。昔の軍服によく見られますね。
カナエが脚絆を身につけているシーンは16巻141話のしのぶの回想シーンで確認できます。
模様の由来は…
しのぶは蟲の呼吸の使い手ですが、以前この柄の羽織を着ていた姉のカナエは花の呼吸の使い手です。
羽織の柄は、しのぶの蟲の呼吸に由来しているのではなく、姉とお揃いの蝶の髪飾りが由来になっているのではないでしょうか。
この髪飾りは、胡蝶姉妹の両親が健在のときからつけていたもので、2人にとって、とても大切なものです。そのため、19巻で童磨と戦った後、カナヲがこの髪飾りを必死に探していました。
まとめ
・しのぶの羽織の柄は蝶の羽がモチーフで脚絆とお揃い
・伝統柄としての名前はない
・カナエ姉さんの形見
・模様の由来は蝶の髪飾りからと考えられる
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