【鬼滅の刃】義勇の羽織の柄の名前とその意味は?錆兎への思いが…

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ここでは冨岡義勇の羽織の柄について、名前や意味をまとめています。

そして義勇の羽織に込められている錆兎への気持ちに思いを馳せてみましょう。

義勇の羽織の柄の名前とその意味は?

義勇が身につけているのは無地の赤錆色あかさびと「亀甲柄きっこうがら」という柄を組み合わせた「片身替りと呼ばれる羽織です。(無地の部分は紫檀色や桑の実色にも見え、なかなか判別が難しいところではありますが…。)

「錆色」というのは鉄錆の色。「赤錆色」は赤みがかった錆色のことをいいます。

片身替り」は半身ごとに異なる柄を組み合わせた着物のことを指します。

亀甲柄」は亀の甲羅をモチーフにした模様で、古くから日本で使用されている伝統的な和柄です。亀は長寿であること、また亀の甲羅は非常に硬く、「固く身を守る」に通じることから縁起が良く、健康や長寿を願う吉祥文様として使用されてきました。

錆兎の着物の柄と同じだけど…

義勇の羽織に使用されている「亀甲柄」は錆兎が身につけていた着物と同じ柄です。

炭治郎の兄弟子である錆兎は、実は義勇と同期の鬼殺隊士となるはずだった人物。

境遇が似ていた義勇と錆兎は心を通わした親友だったようですが、錆兎は最終選抜で自分の命をいとわず皆を助け、鬼と戦い、亡くなります。

錆兎ほどの強さもなく、自己犠牲の精神もない、正義感もない。しかも自分は最終選別で一体の鬼を倒すこともなく生きながらえている。

そんな罪の意識や後悔が今でも義勇の心の中を占めています。加えて、錆兎に対する劣等感もあるでしょう。

俺は水柱になっていい人間じゃない

出典:鬼滅の刃 15巻130話 吾峠呼世晴 株式会社集英社 2019年4月19日第1刷

という義勇の言葉からはそういった思いが伝わってきます。

また、義勇にはもう一人、我が身を呈して鬼から彼を守ってくれた人物がいます。

それが、姉の蔦子。

公式ファンブックで義勇の羽織が姉の着物と錆兎の着物を半々にしたものだと記載されており、無地の部分は姉の形見ということになります。

錆兎と蔦子姉さんへの思いを羽織にのせているだと思うと…。

無地の部分が赤錆色であれば奇しくも錆兎の「サビ」と同じ漢字です。「片身」は漢字と意味を変えれば「形見」になります。

まとめ

・義勇の羽織の柄の名前は「亀甲柄」で長寿や健康を願う吉祥文様

・義勇は「亀甲柄」と無地の「片身替り」の羽織を着用

・義勇の羽織には錆兎と姉への思いが込められている

■参考
https://sot-web.com/column/hexagonal_pattern/

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