煉獄さんの一族は代々鬼殺を生業としている家系であり、煉獄家には「炎柱ノ書」という手記が伝わっています。
ここではその「炎柱ノ書」について見ていきましょう。
煉獄家は代々炎柱を受け継いでいる
劇場版・鬼滅の刃 無限列車編で大活躍し、その命を散らした現炎柱・煉獄杏寿郎。
煉獄家は杏寿郎だけでなく何人もの炎柱を一族から輩出している由緒ある家系で、代々産屋敷一族に仕えてきました。
杏寿郎の父、槇寿郎も元炎柱です。
歴代炎柱の手記は何巻何話で描かれている?
煉獄家に伝わる歴代炎柱の手記については、
8巻68話「使い手」~69話「前へ進もう少しずつでも構わないから」
で描かれています。
炭治郎が、煉獄さんが最期に遺した言葉を伝えるために煉獄家を訪ねた際、炭治郎の姿を見て逆上した槇寿郎の言葉は手記の内容を断片的に語るものでした。
また、煉獄さんの弟の千寿郎は煉獄さんが言っていた「父が良く見ていた書物」に心当たりがあるといって、「二十一代目炎柱ノ書」を炭治郎に差し出します。しかし、千寿郎に差し出された書はびりびりに破れており、ほとんど読むことができませんでした。
何が書いてあった?
槇寿郎の言葉から察するに、「炎柱ノ書」には
・日の呼吸は最初に生まれた呼吸で、最強の御技である
・炎の呼吸を含むすべての呼吸は日の呼吸の派生である
・日の呼吸の使い手は「太陽の耳飾り」をしていた
という内容が書いてあったとうかがえます。
また炭治郎の耳飾りとともに痣にも反応していること、破れた書の断片に「痣」という文字が読み取れることから「痣者」についての言及もあったと推察できるでしょう。痣については後に槇寿郎からの手紙にも記載されています。
また「耳飾り」と「痣」、そして「始まりの呼吸」「最強」というキーワードから、おそらく継国縁壱に関しての記載があったのだと思われます。
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結果、煉獄父は…
煉獄さんの父・槇寿郎はどれだけ自分が鍛錬しても、最強の呼吸である「日の呼吸」には及ばないこと、自分が極めた「炎の呼吸」は「日の呼吸」の劣化版に過ぎないこと、そして自分には痣も発現しておらず、その才は継国縁壱に遠く及ばないことなどをいやというほど思い知らされ、苦悩したのでしょう。
そして結果的に柱としての自信や誇りを失ってしまい、心が折れ、柱を引退したのだと思われます。そこに最愛の妻の死が重なり、すべてのことに投げやりになって酒に溺れていったのです。
まとめ
・「炎柱ノ書」は煉獄家に伝わる代々炎柱が書き残した手記
・日の呼吸、始まりの呼吸の剣士である「継国縁壱」に関しての記載があった
・煉獄父は日の呼吸や継国縁壱の存在を知り、心が折れた
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