『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎が、育手である鱗滝左近次のもとで習得した水の呼吸。
その中でも特別な意味を持つのが「水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨」です。
物語中で炭治郎が「水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨」を使用したのはたった一度だけ。
ここでは、水の呼吸伍ノ型がどんな技なのかを、「干天の慈雨」の意味も含めてまとめています。
干天の慈雨とは?
水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨
読み方
「干天の慈雨」は「かんてんのじう」と読みます
意味は「救いの手」
「干天の慈雨」とは、日照りが続いた後に振る恵の雨のことをいいます。
そこから転じて、待ちこがれていたことが実現する様子や、困窮した際に差し伸べられる救いの手を意味します。
参考:https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%B9%B2%E5%A4%A9%E3%81%AE%E6%85%88%E9%9B%A8/
どんな技?
「水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨」は、自ら頸を差し出してきた鬼にのみ使うという特別な技。
この技を受けた鬼は、斬られた痛みを感じることはなく、安らかな気持ちで消滅することができます。
炭治郎は、那田蜘蛛山の母の鬼に唯一この技を使います。
母の鬼は下弦の伍・累から恐怖による支配を受けており、父の鬼からの暴力で痛めつけられていました。
自らのおかれた環境に苦しんでいた母の鬼は、刀を構えて飛び込んでくる炭治郎を見て、無防備に両手を差し出します。
死ねば自分は解放されると感じた母の鬼は、戦うことを放棄。
状況を悟った炭治郎は、出す技を「水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨」に切り替えます。
炭治郎に斬られた母の鬼は、穏やかな表情で消滅していきました。
このシーンでは、敵であるはずの鬼のことさえ思いやる、炭治郎の優しさが現れています。
「干天の慈雨」という言葉が意味するように、頸を斬られることが鬼にとって救いの手となっています。
まとめ
・「水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨」は特別な技
・「干天の慈雨」とは「救いの手」という意味
・炭治郎はこの技を那田蜘蛛山で一度だけ使った
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