内容の濃さや面白さはもちろん、登場人物の漢字や読み方が難しいことでもよく知られている『鬼滅の刃』。
ここでは蟲柱として活躍している女性・こちょうしのぶの漢字の変換方法などについてまとめました。
こちょうしのぶの漢字は?
蟲柱・こちょうしのぶの名前を漢字で書くと、「胡蝶しのぶ」となります。
下の名前の「しのぶ」はそのままひらがなで、漢字はあてられていません。
変換方法
変換方法ですが、鬼滅の登場人物の中でも胡蝶しのぶの漢字は1、2を争うくらい楽です!
「こちょう」は吾峠呼世晴先生の造語ではなく、「胡蝶」という単語が存在しているため、PCやスマートフォンで「こちょう」と入力すればほとんどの場合予測変換1位で「胡蝶」と出てくるでしょう。
「こちょう(胡蝶)」+「しのぶ」と入力すればOKですよ!
「湖蝶」ではなく「胡蝶」
漢字変換する際に、「胡蝶」のほかに「湖蝶」という漢字も出てくるかもしれません。
一見「胡蝶」とよく似ていますが、この湖の漢字を使う「湖蝶」は蕪の一種です。
しのぶさんの苗字の「胡蝶」には「氵(さんずい)」はつかないので、間違えないよう注意。
漢字の意味は?
では、それぞれの漢字の意味を見てみましょう。
「胡蝶」は蝶
胡
音読み…「ウ」「コ」「ゴ」
訓読み…「いず(く」)「えびす」「でたらめ」「ながい(き)」「なん(ぞ)」「みだ(り)」
意味…えびす(古代中国において北方・西方に住む異民族)。でたらめ。いいかげん。なに(疑問をしめす)。顎に垂れ下がった肉→転じてあごひげを指す。長寿。長生き。
参考:https://www.kanjipedia.jp/kanji/0002052800
https://kanji.jitenon.jp/kanjie/2168.html
蝶
音読み…「チョウ」
意味…ちょう(虫の名)。
参考:https://www.kanjipedia.jp/kanji/0004832600
https://kanji.jitenon.jp/kanjif/2741.html
漢字だけではなく、単語としての「胡蝶」と「しのぶ」についても見てみましょう。
胡蝶
読み方…「コチョウ」
意味…昆虫のチョウの別名。チョウの形を図案化したものの名前。
源氏物語の第24帖の題名や、能の演目「胡蝶」の題名としてよく知られています。
姉を偲んでる
しのぶ
意味…過ぎ去ったものや人、遠く離れているものや人を懐かしむこと。心惹かれ、想いをめぐらすこと。→「偲ぶ」「慕ぶ」
意味…こらえること。苦難に耐えること。じっとこらえる様子。→「忍ぶ」
参考:https://kotobank.jp/word/%E5%81%B2%E3%81%B6-522533
https://kotobank.jp/word/%E5%81%B2%E3%81%B6%E3%83%BB%E6%85%95%E3%81%B6-284780
https://kotobank.jp/word/%E5%81%B2%E3%81%B6-522533
しのぶ、とあえて平仮名にしているのには意味がありそうです。
後の上弦の弐である童麿に殺された姉・カナエを偲び、姉の思想を受け継いで生きていくしのぶの決意、そして藤の毒を体に仕込み「その時」まで耐え忍んでいくしのぶの哀しい生き方が込められているように思います。
「胡蝶」の名がつく生薬も
生薬として用いられる植物に「木胡蝶(正式には木蝴蝶)」というものがあります。
ノウゼンカズラ科で、千張紙、千層紙,破布子,雲故子,白玉紙などの別名を持ち、種子を薬用として使用するということ。
薬の調合を生業にしていた胡蝶家の苗字とリンクしていて鳥肌が…。
鎮痛、鎮咳、清肺薬として用いられる生薬なので、柱合会議でしのぶさんが炭治郎に差し出していたのはもしかしたら「木胡蝶」を使用したものだったのかもしれませんね。
参考:https://ethmed.toyama-wakan.net/Search/View/18222
まとめ
・こちょうしのぶは「胡蝶しのぶ」と書く
・「こちょう(胡蝶)」+「しのぶ」が最速変換
・「胡蝶」は昆虫の「蝶」を表す言葉
・「胡蝶」の名がつく薬があり、しのぶとは薬学つながり
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