鬼殺隊の柱の一人、胡蝶しのぶ。通常は鬼の頸を斬るための日輪刀を、毒を調合して使うことで、鬼を「突き刺し倒す」戦い方を得意とする剣士です。
彼女が使う全集中の呼吸は「蟲の呼吸」。ここではその蟲の呼吸についてまとめています。
蟲の呼吸とは?
全集中の呼吸の中で、基本である五つの流派の一つ「水の呼吸」から「花の呼吸」が派生しました。
使い手は胡蝶しのぶの姉の胡蝶カナエとしのぶの継子である栗花落カナヲ。
「花の呼吸」をさらに派生させてしのぶが自らに適した呼吸として編み出したのが「蟲の呼吸」です。
しのぶは体格的なものもあり、鬼の頸を斬るほどの腕力はありません。ただし小柄な故の俊敏さをもち、突きの筋力は岩をも突き通すほど。
また薬学に精通しており、鬼を殺せる毒をつくりだしたのも彼女です。刃に毒を纏わせた日輪刀で鬼を刺突し毒でもって倒します。
日輪刀の中で調合して作り出す毒は藤の花由来のものです。
日輪刀は刺突技に適した銛のような形をしています。若い娘が大好きな鉄地河原鉄珍作です。
蟲の呼吸の使い手
胡蝶しのぶ
蟲の呼吸の型と技を一覧化
蟲の呼吸はしのぶが独自に編み出したので、技名は他の型と違い「〇〇ノ舞」となっています。
蝶ノ舞 戯れ
読み方は「ちょうのまい たわむれ」
初手は那田蜘蛛山で姉蜘蛛に対して使用。
すれ違いざまに素早く相手を複数回突き刺す技です。
「戯れ」とは遊び興じるという意味で、この技を放ったコマではしのぶの羽織が蝶の羽のように描かれており、まさに蝶が遊ぶように優雅な印象を受けます。
蜂牙の舞い 真靡き
読み方は「ほうがのまい まなびき」
素早く強力な突きを放つ技。十二鬼月・童磨に使用。
「靡く」とは草や布などの先端が風や水の流れに従って横に傾き伏すという意味。しのぶの一撃は蜂の針のように童磨の目を突き刺しました。
蜻蛉の舞い 複眼六角
読み方は「せいれいのまい ふくがんろっかく」
敵に六連撃の攻撃を加える技。十二鬼月・童磨に使用。「蜻蛉」とはトンボのことです。
蜈蚣の舞い 百足蛇腹
読み方は「ごこうのまい ひゃくそくじゃばら」
木製の足場を砕くほどの力強い踏み込みから、四方八方にうねるような動きで敵に接近する足運び。
「蜈蚣」とはムカデのことです。
変則的な動きはムカデのようでもあり、また蛇のようでもあります。
まとめ
・蟲の呼吸は花の呼吸の派生
・花の呼吸は水の呼吸から派生した
・技は毒を使う虫のように突き刺すことを重視している
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