炎柱・煉獄杏寿郎の羽織の模様は独特な柄行。
ここでは、煉獄杏寿郎の羽織の柄についてまとめてみました。
煉獄さんの好きな歌舞伎ともつながりが?
全身コーデをチェック
まずは全身コーデをチェック。
・炎のような髪
・白地に炎を象った羽織
・隊服
・日輪刀
煉獄杏寿郎の日輪刀の色は?鍔や鞘も炎つながり【鬼滅の刃】
・羽織とお揃いの脚絆(足カバーみたいなの。ゲートル)
・草履
上から下まで炎のコーデ。
煉獄さんの羽織が独特
柄はオリジナルなの?
炎柱である煉獄杏寿郎の羽織は、白地に燃え立つ焔のような独特の模様となっています。
煉獄さんの羽織は基本的にはオリジナルっぽいですが、羽織の裾の形状、そして裾から燃え上がるような炎を想起させる柄は火焔文様(かえんもんよう)に分類できます。
火焔文様とは?
火焔文様は燃え上がる炎をかたどった文様で、古くから存在しています。
古代では火は神聖視され、信仰の対象にもなってきました。
日本では仏教美術などで火焔文様を見ることができますね。
一例を挙げてみましょう。
不動明王が背中にある火炎光背…煩悩や不浄なものを焼き払う
ゾロアスター教…最高神アフラ・マズダの象徴として「火」を神聖視し崇拝
煉獄さんの苗字「煉獄」…カトリックにおける「清めの火」
中国では龍や獅子、虎に火炎文様…呪力を持った獣であることを表現
そういえば、煉獄さんが操る炎の呼吸の伍ノ型は「炎虎」。
斬撃が炎の虎のようになっていましたね。
炎は洋の東西を問わず神聖なもの、として信仰を集めてきたことがうかがえるでしょう。
火焔文様とは別に火焔宝珠文様というものも存在します。
いわゆる火の玉を図案化したもので、珠の上下左右から炎が燃え上がるような文様です。
火焔宝珠文様は吉祥文様ですが、狐火とかかわりがあるとされています。
参考:https://kotobank.jp/word/%E7%81%AB%E7%82%8E%E6%96%87-1516122
https://www.kabuki-bito.jp/special/costume/lixil-monyoko/post-monyoko-14/
白地に赤の火焔宝珠文様は…
煉獄さんの趣味のひとつである歌舞伎。
この有名な演目の一つに「義経千本桜」があります。
ここに登場する源九郎狐が、義経を亡き者に仕様とたくらむ悪僧たちを化かす際、白地に赤の火焔宝珠文様の衣装をまとっています。
衣装は白狐の体に見立てたため白地に仕立てられており、源九郎狐の持つ妖力を表すために火焔宝珠文様があしらわれています。
佐藤忠信に化けていた源九郎狐が本性を顕して狐になる早変わりのシーンは「義経千本桜」のハイライト。
親を思う源九郎狐の姿は煉獄さんと重なる部分が。
煉獄さんの親子、そういわれてみれば髪の感じとか、吊り上がった目とか、なんとなく狐っぽいかも…?
炎柱が継承!柱になる前は?
伊黒さんの過去シーンで当時の炎柱から助けられる件がありますが、おそらく煉獄さんの父かと。彼もまた同じ羽織を纏っています。
『煉獄零巻』や『鬼滅の刃 外伝』を見るに、ある時から炎柱に代々受け継がれている羽織のようです。
煉獄さんは炎柱になってこの羽織を受け継ぐまで、白無地の羽織を着用しています。
白無地の羽織は甘露寺蜜璃とお揃い。二人の関係はこちら↓
参考:https://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/vm/2019UKIYOE2/2019/11/post-21.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E7%B5%8C%E5%8D%83%E6%9C%AC%E6%A1%9C
脚絆(足カバー)はいつから?
脛当て、ズボンの裾止め、鬱血防止として着用されている脚絆(ゲートル)。
これもまた羽織とお揃いの火焔文様です。
『煉獄零巻』、7巻をみると煉獄さんの脚絆は最終選抜時のそれとは異なっています。
火焔文様の脚絆は鬼殺隊入隊後から着用し始めたものと推察されます。
まとめ
・煉獄杏寿郎の羽織の柄は白地に燃え立つ火焔文様
・歌舞伎「義経千本桜」の源九郎狐がモチーフかも
・炎柱に代々受け継がれている羽織
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