鬼滅の刃は、敵である鬼たちにも物語があるのが一つの魅力。
それぞれの鬼の最期にも、生きざまが垣間見れるシーンがあるため見ごたえ満点です。
ここでは上弦の鬼の最後は何巻何話で見れるのかをまとめています。
上弦の鬼の最後は何巻何話?まずは一覧表で確認
鬼の名前 | 最後は何巻何話? |
上弦の壱 黒死牟 | 20巻178話「手を伸ばしても手を伸ばしても」 |
上弦の弐 童磨 | 19巻163話「心あふれる」 |
上弦の参 猗窩座 | 18巻157話「舞い戻る魂」 |
上弦の肆 半天狗 | 15巻126話「彼は誰時・朝ぼらけ」 |
上弦の伍 玉壺 | 14巻121話「異常事態」 |
上弦の陸 妓夫太郎・ 堕姫 | 11巻97話「何度生まれ変わっても(後編)」 |
新上弦の肆 鳴女 | 21巻183話「鬩ぎ合い」 |
新上弦の陸 獪岳 | 17巻146話「誇り」 |
上弦の壱 黒死牟
収録話:20巻178話「手を伸ばしても手を伸ばしても」
柱たちに追い詰められ、一旦は頚を斬り落とされても再生しますが、刀身に映った自身の変わり果てた姿を見て動揺。
これを引き金に体が崩れ始めます。
黒死牟が崩れ落ちながら思い出していたのは生涯忘れることのなかった存在・弟の縁壱のこと。
弟を羨み、また焦がれ、鬼になってまで追いつきたい、勝ちたいと切望した黒死牟。
修羅の道に身を落としても弟のようには決してなれなかったことに絶望しながら消えていきました。
上弦の弐 童磨
収録話:19巻163話「心あふれる」
カナヲと伊之助によって頚を斬られた童磨。
猗窩座のように体が再生できるだろうと考えましたが、そうはならないことに気付き、生にも死にも、人の感情の機微にも無頓着なのは人間のころからだったと回想。
彼が感情を理解できたのはその身が滅びてから。
吸収したしのぶに罵られ、また彼女が仲間について語る様子を見ているうちに初めて恋心というものを感じ、感情の動きというものを知ることとなります。
タイトルの「心あふれる」はカナヲの思いが溢れ出ていることなのでしょうが、別の意味で童磨にも使えそうです…。
上弦の参 猗窩座
収録話:18巻157話「舞い戻る魂」
強くなることに固執していた猗窩座は、頚を斬り落とされても再生しようとしますが、それを制止する存在が。
彼の意識の中で殺されてしまった婚約者、恋雪が必死に呼びかけます。
なぜあれほどまでも強くなりたいと思い詰めていたのか、何のためだったのかをすべて思い出した猗窩座。
結局はすべて自分の弱さが導いたことであると思い至り、自壊する道を選びます。
狛治であったことの自我を取り戻し、恋雪や師範、父親に迎えられて旅立ちました。
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上弦の肆 半天狗
収録話:15巻126話「彼は誰時・朝ぼらけ」
「恨」の鬼の心臓に本体が潜んでいることに気付いた炭治郎に斬られ、人間だったころの走馬灯を見つつ崩れていきます。
彼の過去を垣間見る限り、同情の余地はなさそうです…。
上弦の伍 玉壺
収録話:14巻121話「異常事態」
本気を出した玉壺に対峙したのは霞柱・時透無一郎。
失われていた記憶を取り戻した無一郎は「霞の呼吸 漆ノ型 朧」によって鮮やかに玉壺の頚を斬り落とします。
上弦の陸 妓夫太郎・ 堕姫
収録話:11巻97話「何度生まれ変わっても(後編)」
同時に頚を斬られた妓夫太郎と堕姫は、お互いの落ち度を罵り合います。
昔のこと、人格そのものを否定するような感情的な喧嘩になりかけますが、実は二人は心の底ではお互いを思い遣っていました。
妓夫太郎は環境さえ違っていたならば妹は幸せな人生が送れただろう、自分が育てなければ何かが違っていたのではないかと、堕姫のことだけが心残りに。
そして梅(堕姫)を光るの差す方に向かわせ、自分は地獄に向かおうとしますが、離れようとしない妹を背負い、人間だったころからの兄妹の絆を改めて思い出し、そのまま地獄へ向かいます。
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新上弦の肆 鳴女
収録話:21巻183話「鬩ぎ合い」
上弦の鬼の中で最後に死んだのが新上弦の肆、鳴女。
愈史郎に視覚を乗っ取られ、さらに脳内にも侵入を許します。
無惨は鳴女を介した愈史郎との攻防の末、彼女を奪い返すことに力を使うよりも、殺す道を選びます。
無惨に遠隔で頭を潰された鳴女は死を迎え、無限城は崩壊。
愈史郎の尽力により残った者たちは地上に放出されることとなります。
新上弦の陸 獪岳
収録話:17巻146話「誇り」
善逸の兄弟子であった獪岳が鬼になったことで二人の師匠である桑島慈悟郎が介錯なしで切腹。
これを知った善逸は人が変わるほどに怒りを感じ、決意します。
獪岳は善逸が生み出した「雷の呼吸 漆ノ型 火雷神」にて頚を落とされました。
彼の幸せを入れる箱には最後まで穴が開いたまま。
まとめ
最後のシーンにはこれまでの鬼の生き様やその性質が見え隠れしています。
鬼滅の刃に登場する鬼の最後は、私たちが人としてどう生きるか、人間らしく生きるにはどうあるべきかということを問いかけているように思います。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC%E6%BB%85%E3%81%AE%E5%88%83
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